「関西佐賀県人会」の皆様、日頃より有田町へのご理解とご支援をいただき誠にありがとうございます。
平成18年3月1日に旧有田町と旧西有田町が合併し、現在の「有田町」が誕生しました。美しい景観を誇る田園地帯や、黒髪連山など豊かな自然に恵まれた町です。
古くからやきものの町として栄えた有田町は17世紀初頭に朝鮮人陶工 李 参平らによって泉山で陶石が発見され、日本で初めて磁器生産が始まりました。以来、佐賀藩のもとで磁器生産が本格化し、谷あいに「有田千軒」と呼ばれる町並みが形成され、繁栄を極めました。この町並みは現在も歴史的価値の高い建物が数多く残っており、平成3年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
一方で、有田町は「棚田」という特徴的な景観を持つ稲作地であり、県下有数の畜産地でもあります。
有田焼の「器」と、農業の「食」、両方の魅力を堪能できる有田町は、伝統と歴史、豊かな観光資源を生かした町づくりに取り組んでいます。
また、今回、大いに盛り上がりを見せた有田陶器市は、次回(令和6年度)で第120回を迎えます。そのほかにも、秋の有田陶磁器まつりや、有田雛(ひいな)のやきものまつりなどのイベントも開催しています。「関西佐賀県人会」の皆様もぜひ、帰郷された際は有田町にお立ち寄りください。