“わが市ふるさと自慢”(佐賀市)

「関西佐賀県人会」の皆様、日頃より佐賀市へのご支援誠にありがとうございます。

幕末から明治維新期にかけて日本の近代化の礎を築いた佐賀藩。佐賀市には幕末維新期にまつわる史跡や施設が随所にあります。

今回は、昨年令和3年9月にリニューアルオープンした「佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館」をご紹介します。

~~~「佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館」~~~

日本赤十字社の父として知られ、また医師であった佐野常民は、30代の前半から45歳頃まで佐賀藩海軍の発展に足跡を残しています。歴史館に隣接している三重津海軍所跡は、2015年に『明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業』の構成遺産として世界遺産に登録されました。この史跡は幕末に佐賀藩が造った洋式海軍の拠点施設です。

ここでは、佐賀藩が担当していた長崎警備を強化する為に、洋式の海軍士官を養成すると共にオランダから購入した蒸気軍艦の修理をしました。また国産初の実用蒸気船凌風丸の建造も行われました。現存する地下遺構のドライドック(乾船渠)は、西洋技術の導入だけではなく日本の在来技術を巧みに融合するなどして、試行錯誤の末に1861年までに造られています。

館内のリニューアルでは、佐野常民の80年の感動の生涯を、迫力のパノラマ映像や長さ23mの年表で紹介。また、三重津海軍所の遺跡については象徴的遺構であるドライドックの木組み遺構の一部を原寸大で再現、縦7m横17mの大型スクリーン、映像ホール等を新設して運用を説明し、当時の三重津海軍所の様子を体感できる、解りやすい施設として生まれ変わりました。

【所在地】〒840-2202佐賀市川副町大字早津江津446-1
【開館時間】9:00~17:00(最終入館16:30)
【休館日】月曜(休日の場合は翌平日)、年末年始、その他臨時休館日あり
【観覧料】大人500円・小中高生200円・未就学児無料 ※障がい者減免制度あり
(20人以上の団体の場合)大人350円、小中高生140円
(年間パスポート)大人1,000円、小中高生400円
【TEL】0952-34-9455
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