ふるさとリポート
合唱組曲「唐津」-5-終章
藤田 耕太郎(唐津市出身)西宮混声合唱団在籍
合唱組曲「唐津」演奏会まであと一月となりました。5回にわたって投稿したこのシリーズも今回で終わります。去年の夏、合唱団結成と同時に始められた練習は順調に成果を上げ、後は指揮者小泉氏の直接指導および九響とのオケ合わせを残すだけ、と聞いています。15か月の長きにわたり、練習を続けられた市民合唱団の皆さん、およびその合唱団を根気強く指導された先生方(註1)双方に敬意を覚えます。唐津市に合唱組曲を演奏出来る合唱団、すなわちオーケストラと協演出来る一流の合唱団が生まれたことを嬉しく思います。ここで行政に望むことは、折角生まれたこの合唱団が、演奏会の後も何らかの形で活動を続けられること、また市政50周年の式典で公表されたにも拘らず、今はほとんど歌われていない終曲の中の「唐津市歌」をこの機会に学校や市のイベントで歌うように啓蒙されることです。そうしなければ合唱組曲「唐津」は、また、演奏一回きりの幻の名曲になってしまう恐れがあります。
本組曲には、その3で述べた「子供パート」に加え、ソプラノのソリスト(註2)が登場します。おそらく「まつら佐用姫」のくだりでしょう。演奏はますます華やかさを増します。ひとえに演奏会の成功を祈り上げます。
註1)合唱指導者 および 練習ピアニスト(団員募集チラシより、敬称略)
合唱 :永富啓子 山浦五郎 兼田雅子 斧山祐一
ピアノ:森川律子 田平美智子 野崎まどか
註2)ソプラノ・ソリスト:川野久美子
<ふるさとリポート合唱組曲「唐津」>の連載投稿を、これにて終わります。最期までお付き合い頂きまして、有難うございました。
私のチケットは入手致しました。演奏会の模様は10月20日以降、この欄にて報告いたします。演奏会に興味ある方は
「チケットぴあ」(合唱組曲「唐津」演奏会、Pコード302-554)にてお求め下さい。
(2016.9.8)